こんにちは。世界で猛威を奮うコロナウィルスによる脅威の中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
僕はなぜかアメリカ人の友人としばらく同居する羽目になってしまい(コロナで就職先が見つからないので住ませてあげてる)、コロナとは関係なく若干の息苦しさを覚えています。
息苦しいといえば最近のツイッターの風潮なんかでも似たような空気感があり、コロナ楽観派と悲観派が罵り合いつつ、「感染症の専門家以外は情報を発信するな!」というような叫ばれるような論調ですらありますね。
まあしかし、科学というのは「こうするとこうなる」ことについては明らかにしてくれるものの、「だからこうすべき」という話にはかならず価値観の違いがあらわれるものだし、経済的な観点などいろいろな領域が絡む問題なので、やはりオープンな議論の場というものがあって然るべきだと思うのですが。ただ単に騒いで誰かを攻撃したいだけの人たちが多い場所では難しいですね。
感染症素人のエンジニアがなにかのブログ記事を書くこともためらわれるような状況下ではありますが、このコロナ騒動は歴史的にも大きな出来事として残るだろうし、日記として「あのとき何を考えていたか」を残しておくのに一定の価値はありそうということで書いてみたいと思います。
2月から4月までの雑感
僕がどのようにコロナ・ショックを眺めていたかというと、2月は医者クラスタの人たちが言ってることをなんとなく信じていて、大した感染症じゃないので慌てなくても大丈夫、むしろ買い占めとか経済への影響のほうがヤバいのかなと思っていました。
3月の上旬、アメリカのニューヨークで一気に感染が広まり、海外の様子をみているとこれはまずいのではという気がしていたので、日本の新規感染者数の推移に注目していました。すると指数的な増え方をしている傾向が観測されたため、これはより人口密度の高い東京ではもっとまずいことになるはず、今すぐロックダウンしてでも止めるべき、というように考えていたと思います。クラスター班がこれまでうまく流行を止めていたのだとすれば、感染者の絶対数が増えてくれば追いきれなくなるのは自明だし、どうせやるなら早めにロックダウンしてしまったほうが経済被害も少ないだろうと思ったからです。
しかし、4月の上旬も東京の感染者は増え続けたものの、諸外国と日本の政府の対応を比較していると、明らかに日本は規制が緩いにも関わらず感染の速度が緩やかで、発表されている重症化例の数も少ないことを不思議に思うことが増えました。ざっくりいうと、アジアにおいては被害が少なく欧米では多いというような傾向があり、この原因もハグや握手をしないからといった文化要因説や、BCG摂取を義務付けている国との違いではないかといったBCG説などいろんな仮説があります。
BCG仮説については、かなり初期の頃から注目していたのですが、未だに反証となるようなデータが少なく、かつ仮説をサポートするようなデータは多く見つかるために有力ではないかと考えています。
https://www.jsatonotes.com/2020/03/if-i-were-north-americaneuropeanaustral.html
諸外国ではこの仮説の検証として、様々な前向き研究が行われているようですが、もっともよく効くとされている東京株は入手がむずかしくできていないというのが残念なところです。未検証の仮説で現段階で政策的な舵をきるのは難しいとしても、日本においてコロナウィルスの被害が少ない要因を明らかにすることはこれからの政策を決める上でもプライオリティは高い作業であるように思うのですが。
もう一つ、海外での抗体検査の結果をみると、やはり実際の感染者は把握されている数よりも数倍から数十倍のレベルで多く、それに伴い致死率も下がることになるので、最終的には集団免疫に達したときの死者数もそれほど多くはないということになるのかもしれません。これについても、日本でも抗体検査がはじまるとのことなので、徐々に明らかになってくると思います。
4/24日現在、感染者は毎日150人くらいのペースですが、増加傾向にはないのでこれくらいのペースであれば恐るるに足りないといえそうです。危機を迎えていた国においても、感染ペースは緩やかになってきているので、これからはどのように経済を回復していくかというフェイズに入りそうですね。
日本の現状においては、自粛は緩める代わりに、高齢者やハイリスク者などをできるだけ隔離し、リスクの低い若者は経済を回すという方向に舵をきるのが良いのではないかと僕は考えているのですが、どうでしょうか。実際、日本人の若者の重症化率は非常に低いものになっています。
毎日の生活とこれから
僕のいま毎日の生活は、自宅での仕事(Web会議、PC作業)、料理、FF7リメイク、Factorio、勉強(Udemy)、睡眠のシンプルな配列であり、これらを適切な順番で並び替えることによって100%再現可能です。
男2人で1部屋に1ヶ月以上住むのはさすがにしんどいな、という感情は日に日に強くなっているものの、無料で英語の訓練ができるチャンスと前向きに捉えることにしてます。英語を学びたい人は、外国人の友人をつくるか、留学してしまうのがベストですよ。英会話教室とか、コストあたりのパフォーマンスが低すぎて話にならないです。次善の策としてはスカイプ英会話教室とかですね。
株価も一時は大きく落ち込みましたが、いまはだいぶ回復しています。株は長期的には問題なく推移するだろうと思っているので、僕は何も変わらずにホールドし続けています。仮にコロナ以後の世界において、産業構造が大きくかわり活躍する企業が入れ替わったとしても、インデックスファンドを保有し続ける限り、投資家は変わらずに年に数%の利回りを得ることができるでしょう。経済は生き物なので、ある特定の需要が失われたとしても、そのときの需要に即した形でまた再興を遂げます。インデックス投資というのは、このダイナミクス全体に投資するということです。一喜一憂せず、淡々と続けることにしましょう。
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