株がほんとうに儲かるのなら、なぜ周りにやってる人が少ないのか?行動経済学的に考える




株が儲かるのは、リスクを取ることによる対価です。

でも、このブログを読んでいるハイリテラシーなみなさんであれば、長期的には株式が非常に低いリスクで高収益をもたらすことはご存知のはず。

そう考えると、もうちょっと周りに株をやってる人が多くてもおかしくないですよね。

なんでみんな、株をやらないんでしょ?

国による臓器提供率の差は何が原因か?

このグラフは、自分の死後、臓器を提供してもいいと意思表示をしている人の割合です。

青い色のグラフの国は低く、赤い色のグラフの国は高くなっています。

ずいぶんと極端な違いがあるように見えますが、これらの国で決定的に違う点はなんでしょうか?

青い国は緯度が高い?

スウェーデンだって高いですよねぇ。

では正解です。

青い国と赤い国の違いは、臓器提供の意思表示をする際の記入形式の違いです。

青い国はデフォルトでは不参加、赤い国ではデフォルトで参加になってるんですね。

僕がこの話を知ったのは、ダン・アリエリーの「予想通りに不合理」でした。

僕らは普段から自由な意思によって自分の行動を決めているように思いこんでますが、みんなが合理的に判断をしているのであれば記入形式の違いで結果が変わるなんてことはありえないはずです。

こうした僕たちの不合理は、政府がデフォルトを操作することによって、僕たちに「自由に」選択をさせつつもある程度の結果をコントロールすることを可能とします。(このような政府の態度は、リバタリアンパターナリズム、自由主義的温情主義と呼ばれます。)

僕たちの自由というのは、政府が僕たちをコントロールする上でのエクスキューズとしてしか機能していないのです。笑

僕たちにとってのデフォルト資産は現金である

これと同じようなことが株と現金の関係にも言えるんじゃないかと思うんですよ。

「リスクがありますけど、本当に株を買いますか?」

みたいな選択肢を超えるには合理性を超えて度胸とかも必要なんですよね。

つまり、もし株で支払いができるようになって、給与が株で支払われるようになれば、もっと圧倒的に株が人気になるんじゃないかと。

だって、

このグラフを見るだけでどっちで資産を保有するのがいいかなんて明らかじゃないですか?

僕が株と現金の差を説明するときに、あえて株式の側の視点から、

「現金は安定しているけど、かわりに株式を保有したときと比べて年間8%ほど損をしますがいいですか?」

というような説明したりするのはこういう話を意識してのことです。

株式の上に乗って、世界を見渡してみよう

2017.10.06

行動経済学の本はおすすめ

行動経済学の本は、経済学的な知識とかがなくてもさらっと読めます。

しかもマーケティングなどにそのまま生かせるような話も多いので、実学としても有益ではないかと思います。

いろいろ読みましたが、やはり一番のおすすめは上にリンクしておいた「予想通りに不合理」ですかねえ。

僕が買った頃よりもだいぶお安くなってるみたいですので、ぜひともお買い求めください!

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