できそこないの男たち




前編の記事はこちら。

男が女より投資下手なたった一つの理由

2017年9月5日

僕に欠落していた何か

僕は数年前に国道を走行中に速度超過をしてしまい、罰金を払うハメになりました。

なんとその額7万円です。

支払いを済ませるには簡易裁判所に行って手続きをしなければならないのですが、簡易裁判所の雰囲気というのは異様なものでした。

その場にいたのは9割以上が浮かない顔をした男性であり、女性の割合は1割にも満たなかったのです。

こういったことからも、男性がいかにリスクを過小評価している生き物であるかがわかります。

遺伝子とポートフォリオ

分子生物学者の福岡伸一氏は、その著書「できそこないの男たち」の中で、生命の基本仕様は女であり、男は単なる遺伝子の運び屋である旨を語っています。

もともと、生物学的には男は存在しませんでした。

生物が生まれてから10億年もの間は女しか存在しなかったといいます。

その頃の生物は、女が自らのコピーを残し続けることよって生存していました。

しかしこのシステムだと、自分の遺伝子にとって致命的なウイルスなどが生まれたときに、一家揃って全滅してしまうことにになりますよね。

そこで生まれたのが男性です。

男性はいろいろな遺伝子と交わることによって、遺伝子ポートフォリオの多様化のために生み出された存在といえます。

ひとつひとつはダメな個体もいるが、全体的には淘汰によってより良い種が選ばれ、繁栄を遂げていく・・・・・これってまさに分散投資ですよね。

分散投資というのは金融の分野だけで有効な手段ではなく、自然界でも長年採用されてきた由緒あるテクニックであるといえます。

僕たちは横棒である

女の染色体はXX、男の染色体はXYと表現されますが、男の仕様というのは女の染色体からカスタマイズされて作られています。

福岡伸一氏は、女と男の関係を、「あみだくじの縦棒と横棒」に例えています。

生命の基本的な系譜というのは女であり、男というのは遺伝子をシャッフルするために、欠落した染色体から生み出された使いっ走りにすぎないのです。

この証拠として、男の玉袋の裏側をよくみると、縫い目のようなものがあるらしく、この事からも男が女から派生して作られている何かだということが説明できます。なかなか衝撃的ですよね。

しかも、男というのはそのような経緯で作られた緊急仕様であるがために、免疫等のシステムに欠落している部分が多く、寿命も短く、生物としての標準偏差も高くなっています。

標準偏差が高いということは、たまたま生まれた優秀な個体も多くいるが、劣悪な個体も多いということですね。

このことは一部の天才的な科学者や芸術者に男性が多いことの説明としても理解することができるし、恋愛市場においても女性からの人気は一部の男性に集中しやすい傾向をうまく説明しています。

グーグルアナリティクスによれば、このブログの訪問者の94%は男性とのことですので、今日の記事は読んでて不愉快になった方も多いのではと推測します。でも福岡伸一氏は、人間は生物学的な価値観を相対化できる唯一の存在であるとも述べています。

僕たちは僕たちを外側からみる神の視点を有しているだけに、こうして生物学的な事実を笑い飛ばして生きていくことができるのです。

あるいは、僕たちの何が欠落しているのかを冷静に分析して、それを補っていくことだって可能です。

男心をくすぐる投機という誘惑を乗り越えて、このサイトにたどり着いた皆さんならば、少なくとも投資においては男性的な弱さを十分に克服できていることと思います。

それではみなさん、正しい分散投資を!(株の)

女と男の行動経済学

2017年9月7日
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30代元システムエンジニア。 日本では経営学、アメリカで経済学や統計学などのビジネスを専攻。 趣味は株式投資からゲーム、音楽まで幅広く。 リンクフリーです、ご自由にどうぞ。