楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は積立NISAの大本命!




楽天・全米株式インデックス・ファンドとは?

投資対象は米国株全体に投資するVTI

楽天・全米株式インデックス・ファンドは、最近新設された投資信託で、バンガード社のETFであるバンガード・トータル・ストックマーケットETF(VTI)を投資対象としています。

バンガード VTI 徹底分析 米国分散投資を実現する低経費率ETF

2017年8月28日

アメリカ株全体に分散投資をすることのできるVTIは、米国株クラスタの中でも特に人気の高いETFでした。

当サイトでは、アメリカ株に関しては過去の長期データを参照してよりリターンの期待できるセクターを狙いうちする戦略を取っているためにポートフォリオにVTIを採用していませんが、過去のデータは必ずしも未来を保証するものではありません(僕は過去の長期の傾向というのは突然終わってしまうよりもある程度持続することが多いと考えていますが)。

こうしたことを考えれば、歴史的に高いリターンを生み出しているアメリカ株の平均を買いたいという需要は自然であり、この投資信託はまさにそうした需要に応えた商品であるといえます。

 

最安クラスの信託報酬率

日本の投資信託は、投資家の足元をみた商品が多く、手数料が割高なものばかりでした。

しかし、この楽天VTIの信託報酬率は年0.1696%と同種の投資信託の中では最安水準です。

いやー、素晴らしいですよね。

情弱から高い手数料を取って儲けるのが普通となっている業界で、真に顧客視点にたった商品をつくってくれたことに感謝しています。

他の似たようなETFとしては、S&P500を対象指標としたiFree S&P500インデックスなどがありましたが、こちらは0.243%でしたからずいぶん安くなりました。こちらももちろん悪い商品ではありませんが、楽天VTIが爆誕した今、選ぶ意味はあまりなくなったと思います。

楽天VTIはアメリカ株に投資する投資信託としては頭一つ抜けてますね。

 

ETFと比べたときのメリットは?

ETFというのは、まだまだ投資初心者にとっては敷居の高い商品です。

一定額分の枚数を買うためにはドル建てで何枚買うかなどを計算しないといけませんし、配当などもドルで払い出されるため自分で再投資を行う必要があります。

その点、この投資信託の大きなメリットのひとつは分配金が払い出されないため、このような配当再投資がすべて自動で行われることになります。

シーゲル教授は配当金をきちんと再投資することを大きなリターンを上げるための条件のひとつとして主張していますが、これは実際意外とめんどくさいもので、この手間と忘れるリスクがないというのはけっこう大きなポイントです。

またETF買い付けに必要な証券会社への手数料や為替手数料を考えれば、投資信託分のコストである0.1296%は決して高いものではありません。

投資信託であれば自動積立も利用できますし、その額も円建てで設定できるため、利便性が非常に高くなっています。

積立NISAについて

ROKOHOUSEでは、積極的な積立NISAの利用を推奨しています。

現行NISAとの比較においても、15年以上の投資期間を予定している方にとっては、積立NISAのほうが有利です。

【訂正記事】ROKOHOUSEは、現行NISAよりも積立NISAを推奨します。

2017年11月1日

老後資金をつくるのが目的であれば、iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用することでより税制面の優遇を受けることができますが、iDecoは60歳になるまでお金を引き出すことができないなど不自由な面もあります。

その点、積立NISAはいつでも解約することもできますし、楽天VTのような良い投資商品も充実してきているため、使わない手はないと考えています。

 

アメリカ株はポートフォリオに必ず入れよう

アメリカ株をポートフォリオに取り入れるべき詳細な理由についてはこちらの記事で解説しています。

なんで日本株じゃなくてアメリカ株なの?

2017年10月10日

ここではいつものグラフを貼っておきます。

これは僕がこれまでに見た株式投資に関するデータの中でも、もっとも説得的なグラフです。

アメリカの株式が停滞した時期というのは長い目でみると短い期間でしかなく、戦争などの歴史を乗り越えて成長を続けています。

今のようにアメリカ株が割高なバリュエーションを示している中では、より国際的なポートフォリオを意識する必要があるとはいえ、やはりポートフォリオの軸とすべきはアメリカ株であると思っています。

これからの世界では徐々にアメリカや欧州といった高齢化が進みつつある国々から、中国やインドといった発展を続けるアジア諸国へと移っていくと考えられますが、アメリカは先進国の中では緩やかな高齢化の進行度となっており、ITを中心とした産業の競争力も未だに頭一つ抜けています。

楽天VTIまだ投資に不慣れな初心者にもはじめやすい投資信託からアメリカ投資を簡単にできるようにした画期的な商品ですね。

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