お金と幸せについて考える




例えば1億円を持っているお金持ちが、それに満足せずに更にリスクを犯してまでもお金を求めるのってなんでだと思います?

今日のテーマはお金と幸せの法則です。

満足度はだんだん減っていく?

ダルい仕事を終えて飲む、1杯目のビールって最高ですよね。

でも、2杯目、3杯目・・・・と飲むにしたがって、1杯あたりの満足度は低下していきます。

このように、ある財の消費量が増えるに従って、1単位あたりの満足度が低下していく現象をミクロ経済学では限界効用逓減の法則と呼びます。

この法則を使うと、僕らの消費行動をわかりやすいモデルで説明することができます。

仮にすべての商品の価格が同じであると仮定すれば、僕たちは効用(満足度)の高いものから順番に買っていきます。

チョコレートが好きな人は、お菓子売り場でチョコレートをまず買うわけです。

次に好きなのはキャンディーですが、2つ目の(少し効用の低下した)チョコレートと1つ目のキャンディーの効用を比較します。

2つ目ならまだチョコレートかなー。3つ目のチョコレートとの比較ならキャンディーにしようかなー。

という具合に、僕らは絶えず効用の高いものを先に消費していくのです。

このように考えると、年収900万円の人が買える満足度の合計が、年収300万円の人が買える満足度の3倍にはならないということがわかります。

お金持ちは自分にとって効用の高い財はすでに消費しつくしていますが、逆に所持金が0円の人が次に買う品物の1円あたり満足度は、誰のものよりも高くなるのです。

お金持ちとアル中の共通点

アルコール中毒者は、最初からアル中で大量に飲酒をしていたわけじゃありません。

最初は日本酒一合で酔えていたのに、だんだんと耐性がつき、鈍感になっていきます。

そしてだんだんと量を増やしていくうちに、コントロールが効かなくなるのです。

お金もちもこれと同じです。

すでに自分にとって効用の高いものは消費しつくしてしまったがために、昔は100円出して買えたもので満足できていたのに、今は10000円出さないと同じ満足感を買えません。

僕たちは相対的な生き物ですから、自分たちが今どれだけ絶対的に幸福かというようなことには鈍感です。

少し前の自分とくらべて幸せなら幸せになれますが、普通の人と同じだけの幸せの変化量を得るには大金が必要になっています。

お金のもつ普遍的な性質

中には、モテたいからお金持ちになりたいんだ!って男性の方もいると思います。

でも、ここでも同じことがいえるのです。

平均的な女性は、お金持ちが好きだというよりは、貧乏な人は避けたいという傾向が強いです。

年収200万円が年収400万円になれば確実にモテ度はあがるでしょう。

でも年収1000万が年収1200万円になっても大して変わりません。

あるいは、レストランを考えてみてもいいでしょう。

価格帯が1000円クラスのレストランから、価格帯が3000円クラスのレストランに変えると、明らかにクオリティがあがります。

でも10000円クラスのレストランを12000円クラスのレストランにしたところで、味の違いはよくわからないでしょう。

お金というのは、過剰になるにつれて価値が低下してしまうのです。

株でお金持ちになるのは間違いか?

こういったことから、僕は将来、仮に株式投資でお金持ちになったとしても、あまり幸せにならないだろうなと思っています。

お金は一定量あれば十分で、むしろ人間関係とかのほうが幸せのためには大事です。

ただそれでも僕は、株式投資が間違いだとは思いません。

なぜなら、お金を増やしていくそのプロセス自体に楽しさがあるというのと、将来必要なお金を逆算した分だけを投資にまわしておくことで、今現在安心して使えるお金を増やすことができるからです。

また、そもそも株式投資は割合で増えていきます。お金持ちの資産は一般人のそれよりも早いスピードで増えるので、もしかしたら効用の逓減に抗えるのかもしれません。

寄付文化を根付かせるためには

こういうこと考えてると、寄付ってものすごく効率的だと思いません?

世界には自分よりも効率的にお金を使ってくれる誰かがいくらでもいます。

数円単位のお釣りなんて、財布にしまう時間がもったいないし、その数円をそのまま募金箱にいれれば、自分よりもその数円を求めてる誰かが喜んで使ってくれる。

これって、理屈ではそうなんですけど、リアリティがないんですよね。

自分のお金で誰かが幸せになってくれたという現実的な感覚がない。

人って、意外と利他性を持つ生き物で、他の人が喜んでくれるようなことがしたいって欲望ってあるじゃないですか。

それも結局自分のためにやってるんじゃないか?みたいなアイロニーは横に置いておいても、この感覚自体を共有する人は多いはずです。

もし自分が誰かにお金をあげることによって、そこでお金を喜んでいる人が可視化されているならば、もっとお金は集まるはずだと思ってます。

今話題のVALUとかクラウドファンディングというのは、これに近い感覚があって、実際に誰が喜んでくれるかが明確だし、直接お礼がもらえたりもする。

ただこの方式の問題点は、本当にお金に困っている人というよりは、むしろ日頃から目立っていて行動力のある人が集金するだけのシステムになっちゃうところですね。

せめて自分の募金した額がどのように使われて、使われたときのビデオとか写真がトラッキングされて見えるようになってれば、募金する人増えるんじゃないかなーと思うんですけどねえ。

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30代元システムエンジニア。 日本では経営学、アメリカで経済学や統計学などのビジネスを専攻。 趣味は株式投資からゲーム、音楽まで幅広く。 リンクフリーです、ご自由にどうぞ。