株を友人に勧めるときの話




皆さんは米国株投資をはじめてから、家族や友人に布教したことはありますか?

僕は自分で資産運用の勉強をするにつれて、株式投資が投資家にとって長い目でみて利益をもたらすことを確信し、家族や友人にその話をしました。

でも普通に考えて、いきなり儲け話を持ってくるやつって、世間一般の常識で考えれば、ものすごく怪しいやつですよね。

反応としては、2割は「俺もやる!」、3割は「うーん、考えとく」、5割は「よくわからないしスルー」くらいのイメージだった気がします。

もちろんリスク資産への投資というのは最終的には自己責任でやるしかないし、無理やり勧めるものでもないので僕としてもあまり強引な話もしたくありません。

僕が最初にブログでポートフォリオを公開したり、投資情報を少しずつ書きはじめたのは、ブログというメディアならば読むも読まないも自由だし、押し付けがましくなく自分の方法論を説明するのに適しているからというのもあったと思います。

元本割れリスクの壁

投資初心者が投資対象を選ぶときにまずぶち当たるのが、元本割れリスクという壁です。

多数派の人は少しでも損をするのが大嫌いで、リスク資産を1%でも持つことに対して拒否反応を示します。

でも大事なのは、損をする可能性があるかどうかではなく、長期的に運用したときの期待値ですよね。

一度リスク資産で自分の資産を運用するのに慣れてしまうと、短期的に損をすることにも寛容になります。

そもそも、モノの価値というのは相対的なもので、円を持っていれば損をしないという認識自体が実は誤りです。円の価値自体が毎日変動しているので、本質的にはリスクのないポートフォリオというのは存在しません。

そして相対的な格差は、株式を持っている人と現金を持っている人とで、株の価値はあがり、現金の価値は下がることによって毎年7%以上開いていきます。

賃金というのは、労働の対価であるというのは一般的な考え方だと思いますが、そこには必ず資本家による収奪が発生しているので、あなたは労働して生み出した生産物を100%入手できているわけではありません。

今の時代は、株式会社というシステムによって部分的に資本家として生きる権利を誰もが持っているわけですが、損をしまいとして生きていると逆に損をしてしまう世の中になっているということです。

こういったことを、普通の人に説明するのはとてもむずかしいものです。

資産運用に興味を持ってもらうためには?

僕の場合は、家族にお金の話をしたときだけは少しだけ強く相手の判断に干渉するようにしました。

家族の中では自分がもっとも金融知識に詳しいと思ったし、将来誰かがお金に困ったときには助け合う対象として考えているからです。

相手が友人の場合は、人様の人生にあまり口出しをすべきじゃないと思うし、僕自身も自由を尊重したいしされたいタイプなので、少しだけオススメしてみるくらいに留めるようにしてます。

また、今はETFのような商品でカンタンに分散投資が実現できるので、ハードルは低いと思っていたのですが、人によっては為替の仕組みがよくわからなかったり、ETFの買い付けをするだけでもけっこう大変なんだということもわかりました。

ウェルスナビのようなロボアドバイザーによる自動資産運用は手数料的に割高だと最初は感じていましたが、初心者の人に安心して資産運用をはじめてもらうには良い仕組みかもな、という風に考えを変えるきっかけにもなりましたね。

実際には、いくら真剣に資産運用の重要性について説明をして興味を持ってくれた人がいたとしても、内容まで深く理解しようとする人は実は少数です。

結局、人に動かすときに大事なのは、それまでの自分の信頼なのだなと痛感しました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

30代元システムエンジニア。 日本では経営学、アメリカで経済学や統計学などのビジネスを専攻。 趣味は株式投資からゲーム、音楽まで幅広く。 リンクフリーです、ご自由にどうぞ。