あなたの人生を変えるたったひとつの方法<後編>




本日の記事は後編です。まずは前編からお読みください。

あなたの人生を変えるたったひとつの方法<前編>

2017年10月21日

前編の記事では、いろいろな研究を参照しながら、僕らがいかに不自由な存在であるかを確認してきました。

後編の記事では、どうすればそのような不自由さから抜け出すことができるのか、考えてみます。

カントの自由論

僕たちは自分が好きなことをしようとして、それが可能であるときに「僕は自由である」と信じています。

例えば、「腹が減ったので何か美味いものを食べたい。そうだ、ステーキを食べよう!」と思いたち、ステーキを食べることができる状態です。

しかし、偉大な哲学者であるイマヌエル・カントによる自由の定義とは、もっと厳しいものでした。

カントは、このような人間とは欲求の奴隷であり真に自由を得ている状態ではないといいます。

カントの要求する善き人間というのは、こうした欲求や感情などの自然現象(他律)から解き放たれ、自分の内なる理性(自律)によって行動する存在です。

自身の欲求や感情までをも定義として含めた「外部」に流れされたまま生きてんじゃねーよ!それじゃ動物と一緒だろ!お前の理性はどこいった!

ってわけですね。

・・・・・いやー、それ意識高すぎません?

意識が低いまま正しく生きる

僕にはカントが要求するような生き方は無理だと思うんですね。

だって、僕らの自由(理性)とはそもそも幻想であることが脳科学的に証明されたわけじゃないですか。

僕なんて所詮、遺伝子に設計された身体と環境に振り回されるだけの存在でしかない。

だから、日常の僕は動物でいいや、って思ってます。

 

・・・・・でも、たまに自分の人生とか、これからどうするべきかとか、自身を客観視しながら考える瞬間ってやつがあると思うんですよね。

もちろん、これだってただの幻想なのかもしれません。

幻想かもしれませんが、そもそも決定論的な世界観を受け入れるのであれば、僕がいまブログを書いているということも、あなたがそれを読んでいるということも、すべて過去からの因果として決まっていたし、これからの未来も決まっているのであって、あらゆる努力も何もかもが無駄です。いいから寝ようぜ、ってなる。

時々僕たちに舞い降りる、一瞬の自由。

それくらいは信じてあげてもいいんじゃないか、って思うんですよね。

僕たちはたまに自分について客観的に考える(メタ認知)ことができるが、普段は環境に反応するだけのプログラムである、という感じの世界観です。

この一瞬の自由を、できるだけ僕たちの人生に反映させるにはどうすればいいのか。

あなたの人生を変えるたったひとつの方法

普段の僕たちというのは、環境に支配された極めて物理的な存在です。

僕たちは日頃から、自分の人生を豊かにしたい、もっと意識の高い自分を持続させてより良い自分になりたいと願ってるわけですが、統計的にはダイエットが9割を超えて失敗することからもわかる通り、こうした思いはほとんど無駄に終わります。

もしあなたが人生を変えたいと願っているなら、あなたが自由になれた一瞬の時間を利用して、あなたの環境を一変させなければいけません。

遺伝子により設計されたあなたというプログラムは変更がきかないのですから、環境のほうを変えるしかないのです。

つまりそれは、物理的に自分の身体を移動する、ということ。

引っ越そう、どこか遠くへ。

それが無理なら旅に出よう。

思想家の東浩紀さんは、弱いつながりという著書で、自分の人生に偶然性を取り入れる手軽な方法として、観光を勧めています。

「かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、ネットの検索ワードさえグーグルに予測されている。それでも、たった一度の人生をかけがえのないものにしたいならば、新しい検索ワードを探すしかない。それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりだ――。SNS時代の挑発的人生論。

東さんによれば、東大にいくためのもっとも簡単な方法は、東大に進学してる人が多い高校(環境)に行くこと、です。笑

僕は25歳の頃、アメリカ留学を決意しました。

前からアメリカに憧れていたわけでもなかったし、予定された決断ではまったくなかった。

でも、大事な決断なんて、そんなもんじゃないですか?

ただ、一瞬の思いつきによるもので、あえてその時にやったことといえば僕に自由が残されているうちにチケットを手配し、自分の意識が低くなってもいかざるを得ない状態にしておいたということです。

さすがに国が違うと、自分はいつも通りに行動しているつもりでも、環境がまったく違うので嫌でも新しい経験ができます。

 

普段から意識の高い自分でいる必要はないですが、たまに意識が高い自分が舞い降りたときに、いつもの自分のままでいつもと違った自分になれるような環境を用意してあげよう、というのが僕の提案です。

現実的に引っ越すのは難しいという方でも、できるだけ普段と違う環境に身を置いてみる努力をすることが大事です。

実は、動物としての自分をコントロールする方法は、僕の中ではもうひとつあるのですが、また長くなりそうなので省きます。笑

また書きたくなったら書くかもしれません。

最後まで読んでいただいた方へ

このブログ、お金の話をするはずのブログなんですが、全く関係ない話になってしまってスイマセン。

正直、毎日お金の話をしているのは精神的にもネタ的にもきついところがあるので、たまにこんな話もランダムに挟んでいこうと思います。

決定論的な世界観にたまに偶然性を放り込むようなそんなブログでありたいですからね(適当)。

騙しうちみたいになってしまうのがちょっと申し訳ないですが、もし文句とかがあったら上部メニューの連絡フォームから送ってくださいな。

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2 件のコメント

  • 自分は底辺職場で四苦八苦してますが環境を変えたいと思ってますが怠惰な性格でずるずる現状維持してます
    この記事読んでとても参考になりした

    • もし僕の記事が何か背中を押すようなことがあったなら嬉しいです。
      僕の友人で、ブラック企業に努めていた人は環境のいい会社に移り、活躍しています。
      もちろんいろんなケースがあるとは思うのであまり無責任なことは言えませんが、応援しています。

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    30代元システムエンジニア。 日本では経営学、アメリカで経済学や統計学などのビジネスを専攻。 趣味は株式投資からゲーム、音楽まで幅広く。 リンクフリーです、ご自由にどうぞ。