ふるさと納税による最強の節税方法 年収別の節税可能額表つき




ふるさと納税については、以前、批判的な記事を書いたことがあります。

制度としてのふるさと納税の批判はこちらの記事をご覧ください。

ふるさと納税とかいうクソ制度による節税方法

2017年8月20日

今でもふるさと納税は数ある制度の中で最悪なもののひとつだと思っていますが、今回は制度の利用者としての立場から、最良の選択肢を考えてみたいと思います。

まずは簡易的な制度の説明から。

ふるさと納税とは?

ふるさと納税とは、自分が好きな自治体に寄附ができる制度です。収入などで決まる限度内なら、寄附額から原則2,000円を引いた額が所得税・住民税から控除されるうえ、寄附のお礼の品を送る自治体もあります。

つまり、限度額が仮に10万円の人であれば、10万円を寄付することによって、9万8千円の税金が控除されます。

これだけなら2000円損したことになりますが、ここからおおよそ相場として寄付額の40%に相当する額の返礼品を貰うことができます。

つまり、10万円を寄付した人は2千円を支払うことによって4万円分の返礼品を入手できるため、おおよそ3万8千円得することになりますね。

もちろん返礼品は現金ではないため、そのまま40%の価値があると考えることは間違っているのですが、そこについては後述します。

贅沢品を選ぶのはNG

僕は去年からふるさと納税を利用しているのですが、去年は大失敗でした。笑

ふるさと納税のランキングサイトでは霜降り肉などの贅沢品が上位にあがっていたので注文してみたのですが、数日で数万円の肉を消費したあげく、ひどく胃がもたれました。

ふるさと納税の最大の罠って、

「どうせ得するんだし美味いものでも食べるかな」

というような不合理な心理にあるんですよね。

いつも言ってることですが、自分の今現在の所持金からプラスであるかマイナスであるかで判断するのは意味がありません。

本来もらえるはずの1万円をもらえなくなってしまうことと、今の財布の中から1万円を誰かに抜き取られるのは同じ損失額ですよ。

僕らは普段の生活で贅沢品をあまり消費しませんが、これはそもそも贅沢品に売り手が主張する価格分の価値がないと考えているからです。

ですので、ふるさと納税で贅沢品を評価するときは彼らの主張する「○○円相当」などを疑ってかからないといけません。

オススメの返礼品

株主優待の記事でもお話した通り、モノの価値は常に市場価格で評価する必要があります。

間違いだらけの株主優待リターン

2017年10月26日

前にも紹介したことがありますが、それを踏まえた僕のおすすめの返礼品はこちらです。

(寄付額によって他の枚数分のセットも選べます。)

リンガーハットグループで利用可能な食事券で、寄付額の40%分に相当する分が貰えます。

この食事券のいいところは、まず期限が無期限なところと、換金性が高いところです。

これを楽天の運営するフリーマーケット、ラクマ(現在販売手数料ゼロ)で販売してしまえば、かなりの額の節税となります。

現在の販売レートをみると、おおよそ95%強となっているようなので、送料なども考えて9割残ると考えれば、

(寄付額 × 40% × 90%) ー 2000円が節税できる額になるわけですね。

ふるさと納税 年収別節税可能額

先ほどの計算式を踏まえて、それぞれの年収における大体の節税可能額をまとめてみました。

リンガーハット券をさきほどの前提で換金したときの節税額になっています。

年間給与収入 独身 夫婦のみ
300万円 8,080円 1,960円
400万円 13,480円 9,880円
500万円 19,960円 15,640円
600万円 25,720円 22,480円
700万円 37,240円 28,600円
800万円 45,160円 41,200円
900万円 53,080円 48,760円
1000万円 61,720円 57,400円
1500万円 136,240円 130,480円
2000万円 196,720円 190,240円
3000万円 370,240円 362,680円
5000万円 738,160円 729,160円
1億円 1,551,760円 1,544,920円

おおよそこれくらいの額が節税可能となります。

さすがに数十万円もリンガーハット券を売りさばくのは大変かもしれませんので、年収があまりに多い人は他の換金ルートも交えたほうがいいでしょうね。

節税とかめんどくさい!という人へ

気持ちはわかります、僕もめんどくさがり屋ですので。

そういう人へのアドバイスとしては、こういう作業が時給に換算するとどれくらいになるのかを考えるといいです。

ふるさと納税を注文、ラクマで換金、税金控除申請するのにそれぞれの作業時間はそれぞれ1時間以下で済むと思いますので合計3時間の作業と見積もります。

例えば独身で年収500万の人なら、3時間で19960円節税可能ですので時給6650円くらいの作業でしょうか。

時給6650円以上で働くことができている人は極少数でしょうから、これならほとんどの人はやったほうが得ということになります。

ちなみに僕の場合は、時給3000円以上の労働ならしてもいいかな、というくらいの感覚で生きてます。

ブログはまだそのレベルに達してないので、半分趣味だと自分にいい聞かせながら書いてますけどね。。。

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30代元システムエンジニア。 日本では経営学、アメリカで経済学や統計学などのビジネスを専攻。 趣味は株式投資からゲーム、音楽まで幅広く。 リンクフリーです、ご自由にどうぞ。